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小笠原12日目 西之島の勉強

町にあるビジターセンターに、西之島の資料があると聞いたので、選択を済ませた後にバスで出掛けた。

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2013年の噴火で、西之島新島が出現して以来の観測画像が揃っていて、旧西之島と一体化するまでの速さに驚いた。

1973年の噴火でも新島が出現し、本来の西之島と繋がるまでも6ヶ月程なので速かったと思うが、2013年は1ヶ月程だ。

火山活動が沈静化したと思われた頃に、西之島観察ツアーが企画されたが、観測の結果は噴火の停止が無かったとのことで流れたと教えてもらった。

父島に来てから、毎日の様に噴火音を聞いているので、どこまで大きな島になるのか楽しみだ。

ビジターセンターでは、1973年の噴火後にNHKが取材したドキュメント番組が用意されていたので、一人だったが上映していただいた。

当時は2回上陸し調査を行っていた。

1回目の調査時に、内陸部に形成された10m3方の三角形の池に、新属新種のカニが発見され「ニシノシマホウキガニ」と命名されたが、2回目の調査時は池が<火山砕屑物で消滅しており、ニシノシマホウキガニも見つからなかったと報告された。

(後に北硫黄島等で同種のカニが発見されている)

現在の噴火活動で、旧西之島は溶岩の流れに飲み込まれ、活動が続けば完全に見えなくなるのだろう。

火山活動の停止後に、どのぐらいの年月で植物が定着し、動物が観測されるのか気になる。

内地に帰還後も調べてみたくなった。

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