小笠原最終日 内地帰還
荷物のパッキングと部屋の片付け。
忘れ物のチェック。
台風も来ているので、予定より早く引き上げる事にした。
MTBをチッキに預けるため、早めに港へ向かった。
受付が調度昼休みに入ってしまったので、昼飯がてら町をブラつく。
徳さんに呼び止められ話を聞いてみると、ホームページを作り替えてみたがソフトが固まってしまったらしい。
残念ながら作り直しです。稀に良くある。
乗船券とチッキの受付を済ませても時間が余っていたので、徳さんの所に戻ると、弁当を買ってきたが量が多いので半分頂くことになった。
出航時間が近付くと、町が騒がしくなってくる。
見送りに来てくれた人達に、別れの挨拶を済ませ、いよいよ帰りの船に乗り込んだ。
島では船に乗る人達への挨拶は「いってらっしゃい」だ。再び島へ帰ってくるようにと。
おがさわら丸が離岸すると、出航時のメインイベントが始まる。
湾を出ても見送りに追ってくる船達の出番!!
最後は飛び込んで見送りをしてくれる。
2回目だが嬉しくなる。日本中を回ったが、ここまでの見送りは見たことがない。
だから再び島へ戻りたくなるんだろうな。
最後まで追ってきた船に、外国人の二人を見つけた。
同じ宿に泊まっていた、ジョンとアレックスだ。
大きく手を振ると、こちらに気付いてくれた。
飛び込みはしなかったが、最後まで手を振っていてくれた。
宿では4人の外国人と出会ったが、英語の殆どできない俺に合わせて難しい言い回しをしないでゆっくりと喋ってくれていた。
単語を並べるだけのような会話も、理解をしてくれていた。
何とか通じていたが、もう少し意思を伝えられるようになりたい。
内地に出張の良さんに船の中で聞いたが、一緒の船で来たダニエルは、ウーファーでプーランに戻ってきたいと言ってたらしい。
その時は休みを取って、また父島へ行きたい。
日の入りの時間に、デッキで夕日が焼けるのを見ていたが、生憎と水平線には雲が沸いていた。
島で出会った人達は、みんな穏やかで楽しかった。
一人だけ危険な人物がいたが、その人物は島から追い出されるのも時間の問題な気がする。
願わくば、彼が問題を起こさずに暮らせる土地が見つかれば良いと思う。
次に島へ行くときは居なくなってれば嬉しい。
内地に戻ったら、次の青ヶ島へ行く準備を始めよう。
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