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試される大地2018 14日目

2018/07/12

上陸してから二週間。

旧萱野駅で一緒になった方に誘われた、チミケップ湖キャンプ場に向かう。
夜に降り始めた雨は、10時を過ぎても上がらない。
小雨になったタイミングで出発したが、朝方は海沿いの国道が通行止めになっていたそうだ。

山を一つ越えると青空が出ていた。
海沿いだけ雲が残っていたようだ。

途中の北見で食材を買って、キャンプ場に着いたのは14時過ぎ。
誰もいない。

テント設営後に釣りをしたが、ウグイしか釣れない。
小川の流れ込みに溜まっているようで、簡単に釣れる。

テントの前室を開放し、インナーをメッシュにして昼寝。
静かな湖面が広がり贅沢だ。

日が落ちてきても人が来ないので、場所変更があったか釣られたと思い晩御飯を済ませる。
片付け始めた頃、バイクが数台来ていた。

千葉の八街のバイク屋さんとお客さん達で、誘ってくれた方は店員さんだった。
山奥なので電波が通じずだったが、無事に合流できた。

夜は談笑しながら、バイクの話で盛上る。
合流できなくても釣りや林道で遊べたから問題なかったが、山奥のキャンプ場に一人よりは楽しめた。

試される大地2018 13日目

2018/07/10

旭川健康ランドで朝風呂浴びて、釣りの小物を買ってから出発。

途中の分岐を間違え、サロマ湖方面でなく紋別の方面に行ってしまった。
紋別でガリンコ号を見たかった事もあり、遠回りになるが問題ない。
ガリンコ1号2号ともドリルがイカす。
ドリルやばいな。KooLだ。

サロマ湖の目的地までは迷うことなく到着。
『ライダーハウス SLの宿』が今夜の宿だ。
蒸気機関車に客車が2両連結されていて、1両が畳敷のライダーハウスになっている。
お座敷列車みたいなものだ。
座席が残っている客車は見学のみ。
999を見て育った世代としては感慨深いものがある。

移動日だったので、晩御飯はコンビニ。

今夜は鉄郎の気分で寝る。

試される大地2018 12日目

2018/07/09

雨は降らなかったが微妙な曇り空。
テントやグランドシートを乾かしてから出発。

旧増毛駅へstationの撮影場所を見学に行く。
高倉健の映画関連3ヶ所目だ。
今は観光案内所になっている、風待食堂の前のベンチに座り、八代亜紀の舟歌を聴く。
駅前通りの情緒がノスタルジーだ。
留萌→増毛間は過疎化が進んでおり、JRが廃線になるのも仕方ない。

昼過ぎに旭川のとっつあんの店に到着し、ランチを取りながらレギュレーターの入荷を待つ。
15時過ぎにバイク屋へ電話すると届いていたので、直ぐに荷物を纏めて移動。

外装外してレギュレーター交換し、テスターで充電が正常に行われている事を確認。
元に戻すまで20分で完了。
明日1日走ればセルが使える程度は充電されるはず。
メーター表示は復活した。

日が落ちてから移動するのも危険なので、旭川健康ランドで宿泊とした。
荷物はフロントで預かってもらえる。
深夜料金込みで2900円程だが、疲れが溜まる頃なので調度良いだろう。

試される大地2018 11日目

2018/07/08

最北端の朝マックから留萌に向けて南下を開始。
旧萱野駅から一緒に行動していたライダーと、ここで解散した。

稚内から海側にショートカットし、最北端の無人駅である抜海駅を見学した。
駅前に民家が1軒だけ。
個人用かよ。

この日も青空が広がり、利尻島がよく見える。
道中の写真を撮りつつ苫前へ到着。

大正の開拓時代におきた、三毛別羆事件の資料館と現場を見学する。
事故現場へ到着したが、長居出来る雰囲気じゃない。
ガチで羆の生息圏だ。
何故この場所に集落を造った?
こんな場所なら襲われるだろ?

留萌に無料ライダーハウスがあったが、前日予約が必要の様で、当初の予定通り黄金岬キャンプ場に向かった。
夕陽を眺める景勝ポイントにある駐車場の、一段上に奥行き5mぐらい芝生が広がっている。
ここがテント場とはハードルが高い。
トイレと水場はあるので自炊は可能。
道沿いの駐車場がキャンプ場とは。。

日が落ちる前に、音威子府駅で買った蕎麦を茹で、夕陽を見ながら食す。
硬めに茹でたのでコシがあって旨し!

翌日の出発が直ぐ出来るように、サブバッグはパッキングを済ませておいた。
夕陽が落ちる瞬間に空が焼けるのを期待したが、水平線に会った雲が厚すぎた。
それでも綺麗な写真が撮れたので満足だ。

日が落ちてから雲が出てきたので、星は見えそうにない。
隣のテントの日本一周ライダーと情報交換をしつつ週末。

試される大地2018 10日目

2018/07/07

昨夜の外気温は分からないが、テントの中は暖かかった。
朱鞠内湖キャンプ場から美深→音威子府と抜け、音威子府駅蕎麦を食べた。
前回訪れた時は、蕎麦が売り切れで13時なのに閉店していたので、冷えた体に暖かい蕎麦が余計に感慨深い。
音威子府駅に着いたときは、開店時間の15分前だったので、駅の待合室で時間を潰す。
10時の開店時間になると人が増えだし、10人ぐらい並びだした。
JRの利用者より、蕎麦を食べに来る客の方が多いのではないだろうか。

国道40号を北上し、秘境駅糠南を見学。
見渡す限り民家が無いよ。
隣の雄信内駅は橋が通行止めで到達出来なかった。
マジ秘境。

手塩町で久しぶりに海を見る。
日本海だ。
4回目の稚内行きで、初めて利尻富士を見る。
青い海と空を背景に浮かぶ利尻島はとても綺麗だった。

稚内まで利尻礼文を眺めつつ北上を続けた。
ライダーハウスみどり湯の受け付けまで時間があるので、宗谷岬を先に片付ける。
最北端のGSが目当てだったので、しっかりと給油。

市内に戻りライダーハウスにチェックイン。
隣が銭湯なので暖を取る。
夜は利用客で集合写真を撮る。
みんなで松山千春を合唱して就寝。

明日は旭川に向けて南下を開始。

試される大地2018 9日目

2018/07/06

やっと晴れた。
荷物をパッキングし8時頃出発しようとしたが、キーをオンにしてもメーターが点かないしセルが回らない。
バッテリーとメインヒューズを確認したが問題ない。
試しにキックしてみるとエンジン始動する。
点火系は問題ないようだ。
エンジン始動すると、稀にメーターが表示されるが直ぐ消える。

とりあえずライダーハウスに居ても仕方ない。
接触不良の可能性かもしればいが、自走は出来そうなので旭川に向けて出発した。

旭川のとっつあんの店でランチを食べたあと、近くのバイク屋に行ってみた。
トラブったんで話をする時間がなかった。。

バイク屋でテスターをバッテリーを調べると、エンジン回転が上がった時に電圧が落ちたりして安定しない。
レギュレーターです。交換しか対処できません。知ってました。気付かないふりしてました。

選択肢が無いので発注したが、到着は月曜の午後とのこと。
走る事は出来るので稚内に行こう。

予定していた朱鞠内湖キャンプ場に到着。
炊こうとした米をこぼしたり厄日だ。

食後に焚き火をしたが、がちで寒い。
道北ナメてた。
周囲40kmに町がない。
軽めの遭難に近い。

試される大地2018 8日目

2018/07/05

朝から強風と雨。
ストーブつけて1日停滞。

テレビの天気情報で、警報が出まくる。
JRは動いてる区間が無いくらい運休。

夕方、雲の切れ間から夕焼けが拝めた。
お天道様は久しぶり。

明日から天気が回復傾向。
2日かけて稚内に向けて移動予定。

試される大地2018 7日目

2018/07/05

6時起きで朝飯と撤収作業にかかる。
2時間ぐらいは天気が持ちそうだ。
テントとタープを乾かす時間は無さそうなので、水滴を拭くだけでパッキング。

バイクまで荷物を運んだところで、強い雨が降ってきた。
駐車場の向かいにある店の軒先を借りて、積み込みと雨天走行の準備を終わらせた。

ちなキャンプ場の管理人さんは、カーリング代表の山口選手のお父さんだった。
言われてみれば似てる。

行き先を決めていなかったが、翌日も強い雨予報が出ているので、ライダーハウスへ避難することにした。

占冠村まで移動すると雨は上がり路面も乾きはじめていた。
274号線の日高辺りでは日も射してきた。
目的地までは天気が持ちそうだ。
夕張でメロン熊の聖地に寄り小休止。
道道38号線から山を越えて、ライダーハウス『旧萱野駅』に到着した。

荷物を下ろしてから、ライダーハウスから3km程の温泉『太古の湯』とスーパーに買い出し。

ライダーハウス『旧萱野駅』はバイク3人と自転車3人。
87年廃止の駅舎を再利用した宿だ。
【備考】
・1泊1000円
・ガス水道冷蔵庫レンジが使えるので自炊可能
・シャワー有り
・洗濯機有り
・コンセント多数有り
・トイレは外に有り
・喫煙可
・3km弱の距離で温泉とイオン有り
・イオンで軽めのキャンプ道具が有り

雨から避難するには最上だ。
おそらく連泊になる。

試される大地2018 6日目

2018/07/03

夜中にキタキツネが、テント前室に置いといたゴミ袋を襲撃してた。
あいつ敵。

夜間に激しく雨が降っていたので、コンディションが悪いと思いつつも、釣り道具を積んで川へ出発。

どこも濁流だった。
知ってた。

戻りがてら、映画『鉄道員』のロケ地である幾寅駅へ立ち寄る。
数年前に各駅停車の旅でも訪れたが、木造駅舎から漂う木の香りが心地好い。
高倉健さんも亡くなり、この区間のJRも廃線予定。
観光地としてでも、駅舎や線路は残して欲しいと思う。
冬の雪の中に来てみたい。
帰ったら鉄道員を見よう。

南富良野周辺や旭川方面も、週末まで天気が悪い。
川の濁りも取れないだろう。
明日の朝に、雨が上がった合間を使って撤収作業。
別の場所に移動する。

晩飯は非常食の『やきそば弁当』を消化した。
移動時に嵩張るから減らさねば。

試される大地2018 5日目

2018/07/02

薄曇りの朝の中、散歩しながらキャンプ場の範囲で竿を出してみた。
魚が溜まるような場所も無く、ポイント的にキャンプ場での釣りは難しそうだ。

午後からは雨が激しくなる予報なので、連泊することに。
幾寅近辺には釣具屋が無く、釣り好きおじさんの店を教えて貰ったので訪れてみた。
曰く魚の居ない川は、この辺には無いよとw
サイズを狙わなければ、どこでも釣りになるとの事。

南富良野道の駅の裏に空知川が流れているので、とりあえず昼ぐらいまで2時間釣りをしてみた。

3投目で23cmのアメマスが出た。
川幅が広いので、8フィートの竿で左岸を広範囲に探って釣り下った。
アベレージサイズは22cm程か。
とにかく1匹釣るのに5分ぐらい。
10匹より上は数えるのを止めた。

200m程下流の橋で折り返し、右岸を釣り上る。
対岸から届かなかった瀬を中心に探るが、こちらも魚影が濃い。

雨が降ってきたので、買い出しを済ませキャンプ場に戻った。
晩飯の献立は、豚丼とアサリの味噌汁。
豚肉を焼いてタレに絡ませただけだが旨し。
油が無いのでマーガリンを使ったが、それが良かったかもしれない。

人工の多い街だと、1人用の量で肉が小分けされているスーパーがあるが、田舎の町だと少なくて300g前後。。
ソロキャンだと食材の量に困る。
2食連続で同じ献立もあり得そう。

イワナかヤマメが簡単に釣れるので、炭焼きとかにしたいけど、ホームセンターが有るような街じゃないと、炭とか焼き串は手に入らないだろうな。

翌日も雨予報なので連泊だろう。