各駅停車で北海道行ってくる 1日目
2010/07/26
小田急線で新宿に着くと、日曜の夜なのに人が沢山いた。
最近、引きこもり気味だったので、人が多いところが少し怖い。
とりあえず高崎までの乗車券を購入する。
1890円だが、18切符1日分よりは安い。
高崎線で北鴻巣まで向かい、日付が変わってから18切符を使うと950円ですむのだが、始発駅からのんびり行きたかったので少し贅沢をした。
23:10発の「ムーンライトえちご」は5番線からの発車。
先ほどまでの喧噪が嘘のように、5番線方向は人が少ない。
日曜夜の夜行列車だが、車内は満員に近い状態だった。
帰省の大学生や山へ行く人達だろうか?大荷物を持った人も多い。
終点の新潟までは寝るだけなので、まくらに空気を入れ寝支度をした。
が、照明が落とされないのは知らなかった。
仮眠程度しかできず、途中の長岡で15分程停車したので、タバコを吸いにいった。
ホーム端の喫煙所には30人程の人が集まっていた。
定刻通り新潟へ到着し、次の村上行きへ乗り換える。
時間は5分だが、焦らなくても目の前なので問題ない。
首都圏に暮らしていると、電車のドアが手動という概念が無く初めての体験なので戸惑った。
村上から山形の酒田行きへの乗り換えも4分しかないが、同じホームなので走る必要も無い。
座席も対面式のクロスシートとなり、列車旅の雰囲気が出てくる。
窓枠に刻まれた落書きが面白い。
ARBって・・・いつから刻まれてんだろう?
魂こがしちゃうの?
八時過ぎに酒田へ到着。
秋田行きの普通電車まで1時間強あるので、朝飯がてら駅前を散策。
この酒田は映画おくりびとの舞台となっている。観光名所にもしているようだ。
酒田から秋田までは、日本海沿いを走る。
英語表記では「Sea of Japan」だ。他は認めない。
海岸沿いからすぐに山なので、あまり生活感が感じられない。
寂れた集落が点在するだけだが、景観は良い。
秋田から青森行きの発車までは、2時間弱ほどなので駅弁を買いつつ駅前を散策。
秋田といえば、釣りキチ三平の舞台にもなっているので、バスにもラッピングされていた。
途中の車内で、北海道を回るなら「青春18切符」より「北海道・東日本パス」のほうが得だとの情報を貰っていた。
「青春18切符」は日本全国5日分使えるが、「北海道・東日本パス」は7日間連続だが1万円と割安で、18切符より乗れる列車の制限も緩くなる。
これで滞在日数も増える事となった。
駅弁は、迷ったが「横手焼きそば弁当 980円」にした。
箱に付いている紐を引くと発熱し温かい弁当になるタイプだ。
目玉焼きの黄身と焼きそばが絡み、独特の味となり旨い。
ただ、焼きそばよりも先に鳥飯を食べた方が味が殺されずにすむ。
秋田から青森までは直通の普通列車で向かう。
東能代から内陸に入り、遠くに白神山地を眺めつつ走る。
白神山地へは、いつか釣りをしに行きたい。
ただ、この列車は4時間弱乗るのだが、ロングシートなので少々つらい。
車内で聞こえる会話の方言が、徐々に変わっていくのは面白いのだが。
青森に17時過ぎに到着し青函連絡船を見に行った。
かつては、駅から直接通路が繋がっていたらしい。
「津軽海峡冬景色」が延々と流れていた。
昔、襟裳岬に行った時は、森進一が延々と流れていたな・・・
連絡船前の広場にテントを張れそうな場所があるので、とりあえず風呂を探しに行った。
青森駅から10分弱のところにある「青森まちなかおんせん」が便利だ。
【営業時間】6時から23時 年中無休
【入浴料】390円
風呂上がりに、翌日の予定を時刻表で調べていると、青森22:42発の札幌行き寝台急行があった。
これに乗ると、稚内まで2日目で行けそうだ。
野宿を辞めて電車で寝ることにした。
駅で急行券を買った後、駅前で時間つぶしをしているとチャリダーを発見。
すでに日本は2周しているそうで、ねぶた祭を見てから北海道入りするそうだ。
いろんな人に寄せ書きをして貰っているノートや新聞記事を見させてもらった。
時間が近付きホームへ向かうと、寝台急行「はまなす」が入線してくるところだった。
目が覚めれば、久しぶりの北海道だ。
今年の1月にスキーで来たが、飛行機だと直ぐに付いてしまうので実感がね・・・
【本日の乗り継ぎ】
臨時列車 新宿発 新潟行き「ムーンライトえちご」
指定券 510円
新宿 23:10発
新潟 04:51着
快速 新潟発 村上行き
新潟 04:56発
村上 05:52着
普通 村上発 酒田行き
村上 05:56発
酒田 08:18着
普通 酒田発 秋田行き
酒田 09:37発
秋田 11:31着
普通 秋田発 青森行き
秋田 13:19発
青森 17:10着
急行 青森発 札幌行き「はまなす」
急行券 1260円
青森 22:42発
札幌 06:07着